▼カピタ [男]

魔術具/水都の飾り玉

一人称/ぼく

二人称/きみ

 

 

旧水都の生き残り。魔術師であり、水守だった。親友クルオリが一族を皆殺しにして姿を消したことの意味と真実を知るために、荒れ果てた都を離れ祭魏へ移る。素直で優しい。気が弱いところもあるが、一度決めたことはやり通す芯の強さも持っている。困ってる人を助けるタイプ。でも自分が困ってることの方が多い。

 

▼クルオリ [男]

魔術具/錫杖+体の魔術式

一人称/俺

二人称/君

 

 

水の一族を虐殺して姿を消す。魔術師であり、最年少で神殿に所属する上位の水守になった鬼才。一族に縛られて生きることに息苦しさを感じており、自由に生きることや水都の外に対する憧れが強い。普段感情的にならない分、ある時ふとしたきっかけで爆発するタイプ。

 

 


▼ハイエン [男]

武器/短槍

一人称/俺

二人称/お前

 

 

クーエンの兄で、円蘭に所属。蟻喰と山羊の獣憑きのため、視力が弱いが聴覚と嗅覚は優れている。蟻と書かれた紙の符面をつけ、二本の黒い角が生えている。獣憑きだと発覚した時、親に殺されかけた過去を持つ。仲間意識が強く、仲間が馬鹿にされたりすると不機嫌になる。

 

 

▼クーエン[男]

魔術具/煙管

一人称/俺

二人称/お前、あんた

 

 

ハイエンの弟でイサの恋人。香具師。兄を殺そうとした両親を殺害した。知らない土地や見たことのない魔術具などを見るのが好き。知らない土地や骨董品を見るのが好きで、色々な場所へ出かけては珍しい品物や噂を仕入れてきて中心街で露天を開く。酒は好きだが弱い。

 


▼イサ [女]

魔術具/黒鉄糸の足飾り+腹部の魔術式と舞踊

一人称/わたし

二人称/あんた、君

 

 

中心街に住む少女で、クーエンの恋人。悩むのが苦手で考える前に突っ込む直感型。決断が早いし機転もきく。 体術が得意で、踊ることが好き。いつも白蛇の従者ハクと行動し、絶対的な信頼を寄せている。

 

 

▼ハク [?]

武器/蛇毒を塗布した弓矢

一人称/私

二人称/お前

 

 

蛇の獣憑きで、蛇と書かれた符面をつけている。迫害されて瀕死だったところをイサに助けられて以来、今度は自分がイサを守ると誓う。イサのことを信頼しているが、考える前に突っ込む姿勢が心配。無口。

 

 


▼万李(バンリ) [男]

魔術具/耳飾り

一人称/僕(俺)

二人称/君

 

 

華世のなりそこないで、円蘭に所属。自分の出生を知って李戯と共に脱走し、一時はスラム街の義賊に属していたが、李戯を守るため自ら阿菅の元へ戻り、現在は円蘭の実働部隊の指揮を執っている。時折華世の記憶が強烈に蘇ることもあり、自分はいったい何なのか、強い不安に駆られている。

▼李戯(リギ) [男]

魔術具/耳飾り

一人称/俺

二人称/お前

 

 

華世のなりそこないで義賊に所属。万李と顔が瓜二つだが、華世の魂の割合が少ないので李戯としての意識が強い。李戯という名前はスラムでもらった。万李を阿菅の元から解放したいが、義賊という立場上、自警団に属する万李に接触することは難しい。飄々としているようで実は切羽詰っていることが多く、問題や悩みは自分でどうにかすれば済むことだと思っている。

 


▼華世(ハナセ) [男]

魔術具/耳飾り

一人称/俺

二人称/君

 

 

故人。自警団に所属し、阿菅の幼馴染であり恋人だった。若くして自警団の実働部隊を指揮していただけあり責任感もあり信頼も厚いが、特別カリスマ性があるわけではなく、本人の努力と親しみやすさのおかげ。人並みに傷つくし人並みに喜ぶ、普通の人間。

 

▼阿菅(アスガ) [女]

魔術具/懐中時計

一人称/私

二人称/貴方

 

 

強力な魔術師で、華世の恋人。《黄泉開き》の魔術について吹き込まれ、華世を蘇らせようと、持てる知識とあらゆる手段を使って華世の《器》を作り魂を連れ戻そうとする。しかし、華世の魂だけを引き上げることが出来ず、魂が二分された形で万李と李戯が生まれた。常に笑みを浮かべ、本心を隠す。二人の時だけは万李のことを華世と呼んでいる。

 


▼ギルジク [男]

魔術具/筆と手製の絵の具で描いた絵+胸元の魔術式

一人称/オレ

二人称/オマエ

 

義賊に所属しているエキセントリックな青年。芸術のためならどのようなことも厭わない。手製の絵の具には生き物の一部を混ぜており、イかれ芸術家と言われている。阿菅の内通者。生と死が交わる瞬間、生死の狭間に興味がある。

 

▼ムツミ [両性具有]

魔術具/自分自身+無継美

一人称/私

二人称/お前

 

 

人体を中心とした蒐集家。祭魏の裏地下にある《無継美》に住んでいる。人には言えないところにまで金属の装飾を施していて、欲に忠実なド変態。全身に刻まれた魔術式は装飾性だけでなく魔術としても価値が高く、自らも蒐集の対象である。獣憑きとして極めて珍しい二種憑きであるハイエンを気に入っている。

 

 


▼ロー・ウェン [男]

武器/その辺のもの

一人称/俺

二人称/お前

 

 

中心街で花屋を営む青年でクァンの兄。生まれつき魔力が少なく、たいした魔術が使えないので固定の魔術具は持っていない。おおらかな性格で、クーエンとは遊び仲間。カピタに花屋を手伝ってもらってから客足が伸びて喜んでいる。

▼ロー・クァン [女]
魔術具/園芸用品
一人称/わたし

二人称/あなた

 

 

 

ウェンの妹。兄の手伝いをしながら慎ましく生活している。兄とは対照的に膨大な魔力を持つ。無口であまり感情を表に出さないが、カピタに懐いているのはよくわかる。



▼カージヤ [女]

武器/なし

一人称/カージヤ、ワタシ

二人称/オマエ

 

 

山狗の獣憑きで、獣の耳と尾、抜群の身体能力を持つ。森の出身。街のルールを知らず、祭魏を騒がせ円蘭と衝突。その後縁あってハイエンの世話になり、彼とともに自身の故郷や森について迫っていくことになる。無邪気で楽しいことが好き。

 

 

▼テンラン [男]

武器/?

一人称/ボク

二人称/キミ

 

 

ハイエン、クーエンの従兄弟。生まれつき線が細く母親似なのをいかして踊り子や身売りをしている。面白そうだからという理由だけで親殺しの従兄弟を追いかけ中心街へやってきた。明るい邪悪。


▼ウゴウ [男]

武器/?

一人称/?

二人称/?

 

 

虎の獣憑きで、森に住んでいる。アイルと双子。少年の姿のまま成長が止まっているが、実際の年齢はその容姿よりも上である。薬学に富む。

▼アイル [男]

武器/?

一人称/?

二人称/?

 

 

虎の獣憑きで、森に住んでいる。ウゴウと双子。少年の姿のまま成長が止まっているが、実際の年齢はその容姿よりも上である。破壊に富む。


▼ケルヴ [女]

武器/?

一人称/私

二人称/君、少年、少女、男、女

 

 

一角獣の獣憑きで、森の王

▼カロル(キャロル) [女]

魔術具/キズミつき眼鏡

一人称/あたし

二人称/君

 

 

西にある魔術師の街から祭魏に来て、今は裏地下あたりで魔術具を作ったり人体に魔術式を刻んだり獣憑き用の面を作ったりしている。東では聞き慣れない名前のためカロルと間違えられて以来そのまま名乗っている。性格は軽くざっくりしていて、よく笑う